甘党の「インプラント」
我が輩は、甘党に所属する。
一般的に言って、甘党は女性に多いようだ。
女性は男性よりも甘いものを頻繁に食べたいと思い、甘い物で幸せを感じたりストレスが軽減したりする傾向にあるという。
しかし我が家は、妻が酒を飲んで幸せを感じたりストレスが軽減したりする傾向が有って、我が輩の方が甘党である。
勿論、体質や好みは人によって違うから、男性にも甘党が多い。
我が輩は酒類を飲めずに肩身が狭かったのだが、最近は男性で堂々と甘党を名乗る人がいて、気が楽になった。
何しろ「党」と言えば、「大勢いるうちの一人」なのだから。
甘党でも気が楽にはなったが、その変わり、いわゆる虫歯が多くて、歯医者さんのお世話になることが多いという悩みが増えて困っている。
歯医者さんに言わせれば、甘い物を食べてもすぐに歯を磨けば何も問題はないらしいのだが、そうやたらに歯磨きばっかりやっていられないものだから、つい朝や晩まで貯めて歯磨きをすることになってしまう。
こうして我が輩の自前の歯はどんどん削られて減っていくのだ。
我が輩はまだ完全に歯がないところはなく、かろうじて自前の歯にものを詰めたり被せたりして、歯を働かせているが、これから先は順に完全に歯を失っていくと歯医者は脅してくる。
歯を失った場合の治療法には、一般的に入れ歯、ブリッジ、インプラントの3つの方法があるという。
聞いてみると、我が輩は性格上か知らないがインプラントにしてもらいたいと思う。
インプラントは、歯を抜くのと同じ程度の手術が必要なのだそうだ。
しかも、一般的な入れ歯やブリッジに比べて治療費が高い傾向にあるという。
しかし、我が輩はインプラントにしてもらうと、天然の歯と同じ感覚で噛むことができるという点が気にいっている。
また、天然の歯と遜色のない高い審美性を保てるのもいい。
しかも、周りの歯を傷つけないで済むのも有り難い。
さらには、インプラントがあごの骨に力を加えるので、あごの骨がやせるのを防ぐことができるというから、これはますますインプラント派になってしまうのだ。
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